製作:2008年 米国 上映時間:88分 監督:ダグ・リーマン
テレポーテーション、つまり瞬間移動出来る超能力を持った青年のお話なのだが、ある意味タイムトラべルものと言えないこともない。つまり時間をかけずに遠距離を移動するわけであるから、時間を短縮する能力なのだと考えることも出来るよね。
瞬間移動するときの映像は素晴らしいし、跳ぶ瞬間の効果音と映像は気分爽快だ。ただストーリーが単純過ぎるのが気になった。また車ごとジャンプするというのも、なにか腑に落ちないなあ・・・。
異常能力者狩りをするサミュエル・L・ジャクソン達の行動も不可解で、ちょっとしつこい感じがする。それにただ全世界を跳びまくるだけではなく、もう少し上映時間を伸ばして、味のあるストーリーを構築して欲しかったね。前半は結構面白かっただけに、ちょっと残念な気分である。
やはり何にも制約されずに簡単にジャンプ出来る、というのも単調かもしれない。ジャンプするための条件とか、弱点とかを設定するくらいのヒネリが欲しかったよね。
さて貴方がジャンパーになったら、どこへジャンプしたいのかな。やはり世界観光旅行かしらん。僕だったら、毎日ギリギリまで朝寝坊して、会社までジャンプするけどね。
評:蔵研人