製作:2011年日本 上映時間:110分 監督:佐藤太
劣等女子高生3人と男子高生2人の計5人が、奇妙な光に巻き込まれ戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこでさっそく野武士に襲撃されたり、岐阜城ではなんとあの織田信長に謁見するという荒唐無稽な青春SFコメディーである。
それにしても低予算の目立つB級映画で、武士たちの話し方や仕草が現代人そのまんまで、全く迫力がなく緊張感も湧かないのだ。コメディーと言ってしまえばそれまでだが、もう少し何とかならなかったのだろうか。お気楽な映画のはずだが、心が宙に浮いたままで何だか疲れてしまった。
派手なタイトルと可愛いギャルのポスターに釣られてレンタルしてしまったが、余りにも突っ込みどころが大過ぎるし、製作者側のやる気の無さにも腹が立ってくる。もうこれ以上批評するのも面倒になってしまった。ただ唯一ラストに出てくる「ストラップ」だけが、タイムスリップもののお約束の締めくくりだったと言ってよいだろう。
評:蔵研人