製作:1979年 米国 上映時間:112分 監督:ニコラス・メイヤー

 約40年位前の映画である。いまは主流となったCGもなければ、大した特撮も使っていない低予算映画なのだが、なかなか味のある良い作品だった。

 ストーリーは、小説『タイムマシン』の著者であるH・G・ウエルズが、本当にタイムマシンを作って、50年後の現代へやって来るというお話である。そして過去から逃げて来た「切り裂きジャック」を追いかけながら、現代のキャリアウーマンと恋に落ちるという荒唐無稽を繋ぎ合わせたような設定なのだ。

 もうこれはSFというよりは、ラブコメといったほうが良いかもしれない。それにしても、史実を上手に繋ぎ合わせた展開は見事である。本家H・G・ウエルズ作の『タイムマシン』よリもずっと面白い作品だと思ったね。(笑)
 また偶然なのか故意なのか、ウエルズが現代で恋に落ちる女性を演じたのが、のちに製作された『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』でドクの恋人役を演じたM・スティーンバージェンなのだから実に面白いよね。

評:蔵研人