★★★☆
製作:2021年 日本 上映時間:120分 監督:英勉
和久井健のコミック『東京卍リベンジャーズ』を原作にしたSFアクション映画である。フリーターでどん底生活を送っている花垣武道は、高校時代の恋人・橘日向と彼女の弟・直人が殺され、その死に巨悪組織・東京卍會が絡んでいることを知る。ところがその翌日、駅のホームで何者かに押され電車が迫る線路に落とされてしまうのだが……。目を覚ますと情けない不良だった10年前にタイムリープしていた。
それで橘日向の死を回避するために、あらゆる手段を講じるのだがなかなか原因が掴めないまま、何度もタイムリープを繰り返すのだった。果たして花垣武道は、過去を改変して未来を救うことが出来るのだろうか……。というと何となくSF映画ぽいのだが、中身は超おバカなバリバリのアクション映画なのであった。
原作は読んでいないが、さすがマンガだけあって吉沢亮扮する(佐野万次郎[マイキー])と山田裕貴扮する(龍宮寺堅[ドラケン])の超人的な強さには度肝を抜かれてしまったぜ。それで昔観た映画『湘南暴走族』の江口洋介と織田裕二を思い出してしまうのは、古いおじさんだけだよなぁ~。
評:蔵研人