製作:2004年 米国 上映時間:98分 監督:ゲイリー・ウィニック
2004年に製作された作品で、全米でヒットを記録したのに、なぜか日本では劇場未公開だったようだ。13歳の少女が大人に憧れるうち、少女の心のまま、30歳の自分に乗り移ってしまうという、ラブファンタジー作品である。
過去にトム・ハンクスが演じた『ビッグ』という似たような映画があるが、本作は『ビッグ』のように自分が大人の体になるだけではなく、周囲も同じように変化しているということ。つまり17年後の世界の自分に、精神だけタイムスリップしてしまうというお話なのである。
タイムスリップ理論からすると、いろいろとあげ足取りが出来る展開なのだが、コメディーなので、この際細かい事にこだわらずに、気楽な気持ちで鑑賞しようではないか。マドンナやマイケルの曲も、実にノリが良く楽しかったぜ。
もしもあの時こうすれば、と後悔しても時間は戻せない。だがこの映画では、そんな後悔やストレスも吹き飛ばしてくれるので、とても幸せな気分になれる。そして主演のジェニファー・ガーナーが、とてもキュートで可愛いのだ。
笑いあり、涙あり、その中にちょっぴり教訓もあって、逆転また大逆転の展開も納得出来てしまう。よかったら、DVDをレンタルして、恋人と一緒に観てみようではないか。
評:蔵研人