製作:1998年 ドイツ 上映時間:81分 監督:トム・ティクヴァ
ドイツで大ヒットになったゲーム感覚のハイテンションなアクション・ラブ・ストーリーといったところか。いずれにせよ、従来観たこともない風変わりな映画である。
またア二メを多用した荒唐無稽なオープニング映像は、なんとなくタランティーノ風味。思わず『キル・ビル』を想像してしまったが、内味は全く異なるアイデアがびっしり。
午前11時40分。ローラの家の電話が鳴る。相手は裏資金の運び屋をしている恋人のマ二からである。
ローラのバイクが盗まれて、彼を迎えに行けなかったため、彼は10万マルクを地下鉄に置き忘れたという。そしてその金はホームレスに盗まれてしまった。12時までに金を用意しないとボスに殺されるというのだ。
12時といっても、あと20分しかない!ローラは、恋人を助けるためにべルリンの街を走る走る走る、まずは父親の勤務する銀行に向かって走りまくる。
ところがローラの行動は全て裏目に出て、最後は警官に撃ち殺されてしまうのだ。これでジ・エンドかと思ったら、すぐにリセットされて第2ラウンドが開始され、途中までは前回と同じ行動が続く。
なぜリセットされるのかは分からない、もしかしてこれはゲームの世界のお話なのかもしれない。だから上手く行くまで何度でもリセットボタンを押すことが出来るのだろう。
そういえば、ローラの紅い髪にしても軽快な服装にしても、ゲームのキャラそのものじゃないか。やっとこれが擬人化されたゲーム映画なのだと気がついた。
なかなか面白い発想と視点である。ただ主人公ローラのオバさん顔が余り好みではない。もう少し可愛い女の子を使えなかったのだろうか。それだけが心残りである。
評:蔵研人








