製作:2007年 米国 上映時間:95分 監督:リー・タマホリ 主演:ニコラス・ケイジ
2分先の世界が見透せる男が、テロの隠し持つ核弾頭を探し出し、アメリカ人200万人を救うために大奮闘するという荒唐無稽なお話である。まさしくアメリカンで大味で痛快な設定じゃあないの。
ニコラス・ケイジ扮するショボイ奇術師クリスが、実はこのスーパーヒーローなのだが、正体がバレないよう、なるべく派手な行動は謹んでいる。このあたりのくだりは、まさしくスーパーマンのクラークケントだよね。
ところがなぜか、FBIとテロ一味には、彼が未来を覗ける超能力者だと判っているのだ。映画のテンポを早めるためだと思うが、これがなんとも腑に落ちない設定なのよね。
そんな訳で、結局スーパーヒーローとして超能力を十分に発揮するのは、終盤のほうに後回しとなる。それまでは、FBIとテロ一味につきまとわれての「鬼ごっこ」と落ちつかない。
ただ、レストランでリズという美女と知り合いになるために、超能力を何度も繰り出すくだりはとても楽しいよね。だがそのあとすぐにべットインはないだろうな。まあ、とても可愛い彼女だったから不問に付してもいいけどね…。
ところで、『ゴーストライダー』のときにも感じたけれど、もうそろそろニコラス・ケイジに派手なアクションは似合わなくなってしまったね。だって走っているときに、少しヨロヨロしていたじゃないの。ニコラス・ケイジファンのかた、ごめんなさいね。でも僕も彼のファンなのですよ。
また、自分のことは2分先迄しか見えないのに、どうして彼女がかかわることは、ずっと先の未来まで見えるのだろうか。つまりそれが、「愛の力なのだよ」と言いたいのね。
評:蔵研人








