製作:2008年 ロシア 上映時間:116分 監督:アンドレイ・マリュコフ
珍しいロシア映画であるが、ポスターが米国映画『ジャンパー』をパクリまくっているのはいかがなものか。『ジャンパー』は、テレポート能力を身につけた青年のお話。この作品は、現代から第二次大戦中にタイムスリップする話だが、タイムスリップは小道具として利用しているだけの「戦争映画」である。
従ってタイムパラドックスなどを期待すると、カタルシスが得られない。だがそのことは別にして、ストーリーはなかなか面白いし、戦闘シーンもリアルで迫力がある。
ネオナチや戦争崇拝、拝金主義と自己中心的な若者たちが、もし本当の戦争を体験すれば、愛国心を取り戻し、きっと今迄の浅はかな行動を反省するに違いない。…と言いたかったのだろう。現代ロシアが抱える悩みの一つを垣間見た気がする。
評:蔵研人








