製作:2012年 米国 上映時間:108分 監督:バリー・ソネンフェルド
 
 久し振りのシリーズ復活だが、今回は従来の作品とはだいぶ創り方が異なっていたので、ほとんどマンネリ感もなく楽しくストーリーにのめり込むことが出来た。また大ベテランのトミー・リー・ジョーンズ(エージェント K)が、年をとり過ぎてアクションをこなせなくなった代わりに、若い時代のエージェント Kを登場させてコンビを組んだことも新鮮で面白かった。

 そのためにエージェント J(ウィル・スミス)が、エージェント Kがまだ若増だった40年前にタイムスリップするという設定をすることになり、タイムトラべルファンとしては非常に興味深くかつとても嬉しかった。そして終盤にエージェント Jに拘わる謎が解明したときには、感動の涙でウルウルになってしまったくらいである。

 それにしても、若き日のKにそっくりな俳優をよく探してくるものである。最初はCGかと思ったが、現実に活躍しているジョシュ・ブローリンという俳優だという。それに彼は、トミー・リー・ジョーンズの容貌だけではなく、仕草や雰囲気もよく研究している。だからトミー・リー・ジョーンズの登場する時間が少なくても、全く気にならないのである。なかなか素晴らしい俳優じやないか。
 どうせ暇つぶしだと思って、毒にも薬にもならないお気楽な映画を選んだつもりだったが、単にお気楽だけではないプラスアルファのある作品で、意外な拾いものをしたような得した気分である。

評:蔵研人