製作:2006年 日本、台湾 上映時間:102分 監督:チェン・イーウェン 主演:田中麗奈
珍しい日本と台湾の合作映画。主演は田中麗奈で、その父親役に大杉漣がキャスティングされている。
台湾で漢方薬局を営む父と二人暮しをしている小蝶は、日本へ帰ることばかり主張し、いつも父に反抗的でわがままな娘だ。
ある夜に、友達と忍び込んだ屋敷で、突然体が二人に分裂し、一方の体が過去の世界へタイムスリップしてしまう。そこで瓜二つの女義賊と間違えられるのだった。
そこで彼女は、脱獄した二人組の若者と、キョンシー二体を操る道士と知り合い冒険の旅を続けるのだ。現代に取り残されたもう一方の体は、眠ったまま動かず、父親が心配して見守っている。
果たして彼女は現代の世界に戻って来ることが出来るのか。彼女が元に戻るには、過去と現代で同時に同じ呪文を唱えなくてはならないのだ。
タイムスリップすること自体に意味があるのか疑問な作品。またアクションシーンも地味だし、ラストの捻り技もない。見所は中国語で喋る田中麗奈だけかな・・・。田中麗奈ファンにならお勧め出来るが、今一つ乗りの良くない映画である。
評:蔵研人