著者:ロバート・F・ヤング
タイトルとカバーイラストがとても魅力的ではないか。と言っても、もちろん著者があの『たんぽぽ娘』のロバート・F・ヤングだから本書を購入したのである。なぜかヤングは、日本では人気があるのに本国アメリカではマイナーな作家のようである。よく分からないが、これもお国柄の違いであろうか……。
本作に収められているのは、タイトルの『時をとめた少女』のほか、『わが愛はひとつ』、『真鍮の都』、『妖精の棲む樹』、『花崗岩の女神』、『赤い小さな学校』、『約束の惑星』の7編が収められている。なおこのうち冒頭の3作がタイムトラベル絡みの話である。
個人的には、メル・ギブソン主演映画『フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白』そっくりの『わが愛はひとつ』が一番面白かった。また時間と愛を絡ませたラブファンタジーは、ヤングの真骨頂であり、本作は最高傑作『たんぽぽ娘』の原点なのかもしれないね。タイムトラベルファンなら、是非とも読み比べて欲しいものである。
評:蔵研人